ベルナール・デュガ・ピィの新情報 - 2005 ブルゴーニュ・ブラン - | |
ブルゴーニュ魂垂涎のドメーヌのひとつに、ジュブレ・シャンベルタン村のドメーヌ・ベルナール・デュガ・ピィがあります。この造り手の若いビンテージを、そのままボトルから注いでも、ただ単に黒紫色に輝く、果実味爆発系のワインながら、デュガ・ピィさんの推奨する飲み方にロブマイヤーを組み合わせると、アラ不思議。極めて滑らかな、ビロードのような美しさを、長い余韻と共に、至福のひと時を体感できる不思議なピノ・ノワールを味わうことができます。(先日の回転の会などでお楽しみいただきました・・・) そのデュガ・ピィが白ワインとして、ムルソーとシャサーニュ・モンラッシェ1級モルジョを数年前から造っているのは、既報のとおりですが、今回は2005年のブルゴーニュ・ブランについて、奥さんのジョスリーヌさんから詳細情報ゲットしましたので、ここでご案内します。 デュガ・ピィのブルゴーニュ・ブランの区画は、ジュブレ・シャンベルタン村の国道74号線の東側に位置するプレソニエールの区画にあって、ここはジョセフ・ロティのACブルゴーニュ・ルージュで知られているところですね。ここにデュガ・ピィはシャルドネを持っています。このプレソニエールで、赤を造ると、その区画によって、ジュブレ・シャンベルタンを名乗れたり、ブルゴーニュしか名乗れなかったりします。これは同じ畑内でAOCが違うために起こる現象ですね。そして、ジュブレ・シャンベルタンは赤のAOCなので白を作ると必ずブルゴーニュになるのです。 で、ここで2005年のブルゴーニュ・ブランのトピックとして・・・。 デュガ・ピィは、同年雹害にあってしまつたシャサーニュ・モンラッシェ1級モルジョを全て格下げして、プレソニエールの区画とブレンドしてリリースしたようです。割合は、ACブルゴーニュの区画とほぼ同量のようで、50%ずつ・・・。そのためシャサーニュ・モンラッシェ1級モルジョでのリリースは2005年に限っては、なくなってしまいました。 ドメーヌ訪問記 畑仕事 デュガ・ピィ考 以上
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